マヌルネコの雑学【図解】ネコ界隈で随一のモッフモフ

 

数いるネコの中でも「最古の猫」と言われているのがこのマヌルネコです。

 

残念ながら日本には生息していませんが、一部の動物園では飼育されており、そのモフモフさに人気が集まっています。

その野性味あふれる秘密を探っていきましょう。

 

※海外ではPallas’s cat(パラスキャット)とかRock Wild catと呼ばれているようです。

 

マヌルネコの独特な顔のつくり

ネコの一種なんですが、実は顔のつくりは他のネコ科とは一味違います。

 

マヌルネコの顔の特徴で一番目を引くのは耳です。

他のネコ科の動物と比べるとすごく低い位置についています。

 

これはおそらく彼らの隠れ方に関係があります。

マヌルネコの生活環境は雪、もしくは岩場などです。

狩りをするには隠れる必要がありますが、簡単に隠れられるような場所といえば「岩」や「くぼみ」などしかありません。

だから、彼らが隠れるときは身を低くして、地面にへばりつくようにするんです。

 

耳が高い位置にあるより、低い位置にあったほうが何かと都合がいいのかもしれませんね。

不機嫌そうだけど怒ってる?
機嫌そうだけど怒ってる?

 

ネコ史上最高のモフモフ

マヌルネコの毛皮はあらゆるネコの中で最長、高密度になっています。

 

これもまた、彼らの住んでいる地域と関係があります。

マヌルネコの生息域はイラン西部から中国西部など中央アジア全域に分布していますが、特に標高の高い山地に住んでいます。

数値で表すと、なんと標高4,500メートル以上。

そんな高い山でも生息が確認されています。

富士山の標高が3,776メートルですよ?

それだけ高いところに住むのであれば、最高の毛皮を持っているのもうなずけますね。

 

ちなみに冬になると山地は雪に覆われます。

 

彼らの毛皮は極寒の地に耐えられるように、特におなかの毛が一番長くなっていて、背中や側面の毛と比べると約二倍の長さがあります。

 

夏になると土が露出した乾燥した草原になりますので、今度は毛が短く、地表に馴染むように黄土色が多くなりますよ。

モフり、モフられの世界

 

あまりに短い発情期とオスの悩み

マヌルネコの発情期は12月から3月ですが、メスの発情期はおよそ26~42時間程度とされています。

 

ということは、長くても2日以内に終わってしまうわけです。

 

しかも彼らは比較的広い範囲に分布している上に、密集していないのでオスのマヌルネコにしてみれば大変でしょう。

※1匹当たりの縄張り最大17km²、密度は100km²あたり約7.5匹程とされていますから、1匹の生活範囲に他のマヌルネコはほとんど居ないのではないでしょうか。

 

そして、3月から5月に2〜6匹の子猫を産み、生後4ヶ月で子猫は母親と一緒に狩猟を始めます。

6ヶ月も経てば、もうりっぱな大人のマヌルネコになるんです。

 

密度が低ッ!
密度が低ッ!

ちなみに、私たちが飼っているようなイエネコの発情期は2日から6日です。

 

マヌルネコを全力で保全せよ!!

マヌルネコの数は確実に減少しているのです。

今でこそ準絶滅危惧に指定されていますが、1900年代初頭には毛皮のために年間5万匹ものマヌルネコたちが殺されていた事実もありました。

 

そんなマヌルネコを救済すべく、2016年に

パラスキャット国際保全同盟(Pallas’s cat International Conservation Alliance )

通称PICAが発足されました。

 

ちなみに最近になって、4月23日は「国際マヌルネコの日(International Pallas’s cat day)」と決定されています。

私たちに出来ることはないかもしれませんが、4月23日くらいはマヌルネコの事を考えてみてください。

 

出典:PICA
出典:PICA

パラスキャット国際保全同盟 http://pallascats.org/

 

クセがあるけど、やっぱりかわいい

モフモフ過ぎる見た目のため大柄と勘違いされますが、実際はイエネコと同じ、もしくは小さいくらいなんです。

一部の動物園では飼育されているので、ぜひ見に行ってくださいね。

 

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