なぜアナボリック・ステロイドが筋肉を増強させるのか?副作用も含めて考える

 

少なからず筋肉に興味があれば、必ず目にする「ステロイド」という言葉。

この「ステロイド」とは、筋肉を増強する「アナボリック・ステロイド」の事を指します。

 

今は個人輸入で簡単に手に入れることが出来るので、手に入れようと思えば誰でも手に入れることが可能です。

 

しかし、web上の記事は営利目的のものが多く、信憑性に欠けるものが多いのも事実です。

 

使う・使わないは個人の自由ですが、まずはどのような仕組みで筋肉増強につながるのか考えてみましょう。

 

アナボリック・ステロイドが筋肉増強をする仕組み

まず、アナボリック・ステロイドとは何なのか?というところから順を追って行きましょう 。

 

アナボリック・ステロイドとは

アナボリック・ステロイドというのは、一言でいうと「疑似アンドロゲン」

 

アンドロゲンというのは男性ホルモンのことで、主に男性の精巣で作られています。

男性ホルモンとは総称なので、実際は複数のステロイドホルモンからなります。

色々あるよ。

最も有名なのは「テストステロン」ですね。

 

テストステロンは男性が男性らしく成長する原因となるもので、その影響は身体の成長や考え方など多岐にわたります。

 

例えば成長する過程では以下のような変化に影響します。

  • 男性内生殖器の発達
  • 脳の性差
  • 声変わり、睾丸や陰茎の発育、陰毛などの二次性徴
  • 筋肉や骨格の発達
  • 性欲、性衝動

この「筋肉や骨格の発達」に注目し、テストステロンなどによく似た構造をもつ合成化合物が「アナボリック・ステロイド」であり、筋肉増強にも使用されています。

 

因みに、アナボリック(Anabolic)とは「同化作用」という意味です。

「合成」と言ったほうが分かりやすいですが、筋肉を始めとするタンパク質を合成します。

反対はカタボリック(Catabolic)

「異化作用」要は分解です。

 

イメージはこんな感じね。

 

使用例としては

「今日、朝から何も食ってないからカタボッてるわ~」

という感じですね。

 

テストステロンの働き【タンパク質同化作用】

テストステロンには筋肉や骨格を発達させる、タンパク質同化作用があります。

とは言っても、あなたが想像するような筋肉の合成に使用されるのはほんの一部であり、そのほとんどは身体の維持管理などに使用されます。

 

割合でいうと以下のようになります。

  1. 性ホルモン結合グロブリン(SHBG) 70%
  2. アルブミン 20~30%
  3. 遊離テストステロン 1~2%

 

イメージ通りの使い方はわずか数%

 

この中の「1~2%の遊離テストステロン」のみが直接筋細胞などに作用し、アンドロゲン的な作用をするとされています。

 

その遊離テストステロンの一部はさらに、ジヒドロテストステロン(DHT)に変換され、最終的にはテストステロンジヒドロテストステロンという2種類のステロイドが筋細胞に作用します。

 

テストステロンの一部は5-α還元酵素によって強力なジヒドロテストステロンに変換される。

 

どちらか、あるいは両方の物質が筋細胞に作用すると、タンパク質の合成促進、タンパク質の分解抑制、筋細胞の衛星細胞(サテライトセル)活性化などが起こります。

 

筋肉は絶えず、分解・合成をくりかえしており、分解より合成の割合が上回った場合にのみ筋肥大が起きます。

 

筋細胞の衛生細胞(サテライトセル)の働きについては「細胞核オーバーロードでステロイド不要!?仕組みを解説」に書いてあります。

 

さらに、脂肪細胞の増大抑制の効果もあるため余計な脂肪の増加を防ぎます。

 

このように、テストステロンの働きによって体脂肪が低く筋肉質な男性的な体型が出来上がるというわけです。

 

合成されたアナボリック・ステロイド

私達の身体で生成されるテストステロンは肝臓で代謝され、数時間で活性を失います。

通常、アナボリック・ステロイドはホルモンの異常や加齢による分泌量減少などの治療薬として使用されますが、そういった場合に使用されるものはより天然のテストステロンに近い構造のものが多く、同じように肝臓で代謝されるため効果も比較的短時間です。

 

しかし、筋肉増強などに使用されるステロイドは肝臓で代謝されないような調整がされていて、長く体内にとどまるようになっています。

ステロイドの効果は量や時間に比例するとされているので、長期間・高濃度で体内に滞留するということは、通常では考えられないほどの筋肉増強が得られるということになります。

 

ステロイドの種類

ステロイドの形状にもいくつかの種類があります。

  • 口から摂取する「経口型」
  • 液体を注射する「注射型」
  • 皮膚の下に埋め込む「ペレット型」
  • 皮膚に塗る「ジェル型」

 

副作用について考える

ステロイドを筋肉増強のために用いる場合、その量は治療で使用される何十倍にもなることが往々にしてあります。

そうすると、本来の身体では異常とされるような値なわけですから、当然、副作用が起きます。

 

※考えられる副作用についてはこちら

 

その副作用を抑えるためには、服用の仕方を工夫したり、影響を抑える薬をさらに追加したりと高度な管理が必要になりますが、その方法は医学で証明されたものはなく、各個人の経験則によるものがほとんどです。

 

しかも、web上には様々な情報があり、どの情報が正しいのか判断するのは非常に困難ですよね。

 

 

現に私が見ただけでも、とあるアナボリック・ステロイドを紹介・販売するサイトでは、ジヒドロテストステロンを由来とするステロイドの副作用を抑えるために「フィナステリド」の服用を勧めていました。

 

少し調べればわかることですが、ジヒドロテストステロンとは薄毛(AGA)の原因とされるステロイドのことで、「テストステロン」「5-α還元酵素」と結びつくことで変換されます。

フィナステリドはAGAに効果がある薬として有名ですが、その作用は「5-α還元酵素」の働きを阻害することでジヒドロテストステロン生成を抑えます。

フィナステリドは5-α還元酵素に作用する。

 

要するに、フィナステリドにはジヒドロテスト自体を無効化させる作用はないのです。

 

しかし、サイトではそんなことは書かれていません。

 

摂取方法にも下記のように様々な方法がありますが、その効果は保証されていません。

  • サイクリング(6〜12 週間のサイクルで使用し、その後4週間~数か月の休みを取る。)
  • スタッキング(ステロイドの効果を最大化する目的で、異なるタイプのステロイドを組み合わせたり、他のサプリメントを組み込んだりする。)
  • ピラミッド (使用量を徐々に増やし、ピークを過ぎたら徐々に減らす。)

 

このように確立された安全な方法はないので、もしあなたがそれでも使用するというのならリスクを覚悟した上で行う必要があります。

 

要はテストステロンを少しでも増やせばいいという事であれば食品やサプリでも効果は期待できます。

身近なところでは栄養補給薬の「エビオス錠」。

胃腸薬・栄養補給薬なのに何故か精液が増えます。※検証済み。

 エビオス錠
created by Rinker

睾丸で作られる精液が増えるという事は、睾丸自身が活性化してるという事だと勝手に理解してます。

 

あとはアルギニンとシトルリン、亜鉛、トンカットアリなど。

 NOW FoodsLアルギニン 500mg & Lシトルリン 250mg
created by Rinker

精力に直結する要素とされているものですね。

 

Follow me!






コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

PAGE TOP