おそらく人類の永遠のテーマは「老化」だと思うんです。
「若返り」だとか「不老不死」などは映画でもよくテーマとして取り上げられていますよね。
つまり、多くの人たちはいつまでも若くありたいと願っているという事です。
化粧品や健康食品でも「アンチエイジング」を売りにしているものがたくさんありますが、ビタミンの中にも同じような働きをするものがあります。

それがビタミンEなのさ
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1日に摂取したい量
【1日に摂取したい最低量】
成人なら男性も女性も15mg。
授乳中の女性の場合は少し多めに19mgくらい。
【1日の上限摂取量】
上限摂取量は1000mgですが、ビタミンEのみのサプリメントでも摂らない限り上限に達する事はなさそうです。
ビタミンEは身体の酸化を抑える
私たちの身体は酸素を利用してエネルギーを作り出していますが、同時に「活性酸素」も作り出します。
活性酸素は本来、ウイルスや細菌などから身体を守るためには必要なものですが、多すぎる活性酸素は健全な細胞を攻撃し始めてしまうのです。
そして、活性酸素に攻撃された細胞は「酸化」してしまいます。
酸化とはいわゆる「サビ」ですから、私たちの内臓や皮膚、骨など、あらゆる組織は本来の働きをしなくなります。
肌の弾力がなくなってシワになったり、代謝が悪くなったり老化やガンにつながるとも言われています…
そこで「ビタミンE」の出番です。
ビタミンEには強い抗酸化性作用があるので活性酸素の働きを抑えてくれます。
だからビタミンEは「抗酸化ビタミン」と呼ばれています。
その他にも、細胞のなどのあらゆる膜を正常に保つことで、細胞や赤血球が壊れるのを防いでくれていますよ。

ビタミンEが多く入っている食品
ビタミンEが多く含まれる代表はアーモンドとひまわり油です。
アーモンドには100gあたり30mg以上のビタミンEが含まれているので、他の食材の中では飛びぬけています。
脂質が多く含まれるので避けている人もいるかもしれませんが、食べ過ぎなければいいだけです。
タンパク質も比較的多く含まれているし、食物繊維も豊富です。
小腹が空いたときにアーモンドをつまむのがおすすめです。※無塩を推奨
ひまわり油(サフラワー油)にも豊富に含まれているので、日常的な料理でも摂ることが出来ます。
その他では、うなぎやたらこなどの魚介類、アボカドにも比較的多く含まれています。

一緒に摂ると効果倍増!!
ビタミンCはビタミンEの効果をさらに倍増させるので、一緒に摂ると効果的です。
ビタミンEが不足するとどうなる
肌荒れや代謝の低下だけではありません。
健康体であれば、ビタミンEが足りないからと言って、直ぐに症状が出ることはありませんが、長期的に不足状態が続くと、反射の障害や歩行困難などの筋力低下が起きます。
細胞膜が弱くなると赤血球が壊れて溶血性貧血になったりもします。

取り過ぎたビタミンE
脂溶性のビタミンEですが、ビタミンAやDと違って体内に蓄積しにくいので、通常の食事で過剰摂取する心配はまずありません。
しかし、サプリメントなどで極端に摂取した場合、血液凝固機能の低下により出血しやすくなります。
皮膚ならまだいいですが、脳や内臓で出血した場合には重大な事になる可能性大です

ビタミンEとは結局なに?
ビタミンEは油に溶ける脂溶性ビタミンです。
ビタミンEとは、4 種のトコフェロールと 4 種のトコトリエノールという、合計 8 種類の化合物の総称なのです。
ビタミンEという物質があるわけではないんですね。

余談ですが…
往年の大女優オードリーヘップバーンって知っていますか?
彼女は晩年、自分の写真を撮ったカメラマンから「フォトショップで修正しますか?」と聞かれたそうです。
若い頃はシワ一つ無かった綺麗な肌も、歳を重ねるうちにシワが刻まれていったんですね…
しかし、彼女は
「一つのシワも修正しないでほしい。どのシワも私が手に入れたものなのだから。」
と言ったそうです。
若くいたいと思う反面、彼女のように自分の老化を受け入れられるようにもなりたいと思います。
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