職人の作る高級毛抜きのレビュー『うぶけや』2mm

 

ついに【高級毛抜き】を手に入れてしまいました。

 

こちら、「うぶけや」の毛抜きです。

裏に「東京」

4070円なり。

 

皆さんの使っている毛抜きがいくらくらいのものか?私は存じ上げませんが、今まで私が使っていたものは、高くてもせいぜい数百円程度のものです。

 

かれこれ十本ぐらいは替えているでしょうか。

 

別に好んで買い替えているわけじゃないんですが、毛抜きっていうのは必需品でありながら、世間的に軽視されているんですよね。

 

安物の体たらく

毛抜きというのは精度を要するものなのにも関わらず、品質が悪いものが非常に多い!!

先端の毛を挟むところを光にかざしてみると一目瞭然ですよね。

 

試しにこれを見ていただきたい。安物です。

向こう側が見えてる…

先端の角度が違うッ!!

 

さらに別のものは…

恥を知れ…

はい!もう先端がずれてますね。

長さが違うとか…笑止!!

 

もう…窓を開けてぶん投げたくなるくらい腹立つわけですよ。

多くの毛抜きは機械で流れ作業的に作られていると思うので、まぁこんなもんしか作れないんだろうなとは思います。

 

でもね、本当にがっかりするんですよ。

 

もう、がっかりするのは嫌だ。

というわけで日本製の素晴らしい毛抜きを買うことにしたわけです。

 

候補だった倉田製作所

うぶけやの毛抜きの他に倉田製作所の毛抜きも検討していたので先に紹介します。

 

倉田製作所はHPの作りが上手くて「 the職人」といった感じがひしひしと伝わってきます。

特別仕様の「だるま」が超カッコいいです。

だるま
でも高い
参照: 公式HP

 

ちなみに魚を捌くとき用の「骨抜き」もラインナップにあります。

 

うぶけやの毛抜き

さて、私が買ったのは先端の細い 2 mm 幅のスタンダードな毛抜き。

素材は錆びにくいステンレス製です。

他に3mmや6mmと幅の違うものもありました。

 

しかし、毛抜きごときに4000円ですよ。

 

今までの私では考えられない値段です。

しかし、職人がひとつひとつ手作りで作るこの毛抜きは、毛が抜けなくなった場合は修理が可能です。

そう考えれば4000円の毛抜きも、まぁアリかなと思います。

丁寧に包まれている

この包み、ただ巻いてあるように見せかけて実は非常に巧妙に包まれていました。

模様と紙の側がピタリと合っていて最初はどこから開けるのか迷ったほどです。

 

恐るべし、老舗の技術。

 

さて、開けてみたところ包装紙にはうぶけやのイラストが書いてありました。

昔からこの店構えなんですねぇ。

シンプルでうつくしい

形はシンプルで無駄のない形。

板の厚さは2mm程ですね。

 

必要以上にピカピカというわけではなく、ヘアラインのような感じで傷もあります。

先端はピッタリ

握り心地は結構コシがあって強め。

これの他に力の入りやすい長めのものもありました。※たしか10,000円

 

さすが先端はピタリと合っているように見えますね。

透かしてみましょう。

ふむふむ

うーむ、光に透かしても向こうは見えません。

 

これよこれ。

私が求めていた毛抜きっていうのはさぁ。

 

 

先端を横から見てみるとこのようになっています。

絶妙

くっついているのは先端の部分のみで後ろの方は空いています。

どんな毛も確実に保持し、それでいて切れないようにするためにこのような形になっているんでしょうね。

 

実際に指毛を抜いてみました。

 

真ん中でつかんでもしっかり掴めます。

そして右側。

そして左側。

どこでもしっかり掴めます。

 

いろんな毛が掴める。

 

ただこれだけの事なのに、なんて素晴らしいんだろう。

感動です。

期待を裏切らない製品でございました。

 

ちなみに購入するには店舗に買いに行くか、公式オンラインショップしかないようです。

 

【うぶけや】とは

製品の良し悪しを知るためには、その製造元の事を知るのも大切ですね。

 

東京の日本橋にある「うぶけや」は天明3年(1783年)創業で、各種打刃物の製造販売を専業としているところです。

すでに237年経っているとは恐れ入ります。

 

屋号の「うぶけや」とは、ご想像の通り「産毛や」の意味ですね。

  • うぶ毛も剃れる:包丁・かみそり
  • うぶ毛も切れる:はさみ
  • うぶ毛も抜ける:毛抜き

といった意味が込められているそうです。

 

今回購入したのは毛抜きですが、ハサミや包丁、ナイフなんかもラインナップされています。

場所はこちら。

東京の人形町にあります。

いい味出てる

店構えは昔ながらの雰囲気です。

人形町の大通り沿いにあるため、ビルの間に急に昔の建物が存在しています。

 

見ていると、結構通行人が足を止めて展示品を見たり、店内に吸い込まれていました。

入口の横にはディスプレイ

ハサミが多いですね。

 

中に入るとそんなに広くはないです。

ガラスケースの向こう側は底上げされて畳が敷いてあるようです。こんなところもやっぱり老舗な感じ。

雪駄とか下駄を売っている履物屋もこんな感じのところが多い印象です。

和鋏!

下の段のハサミって「糸切りバサミ」だと思っていたんですが「和鋏」と書いてあります。

最近ではこの形状のものなんて裁縫のときにしか使わないですが、本来の日本のハサミがこの形状だったということのようです。

 

こうやって見てみると、和鋏もなかなか良いと思えてきますねぇ。

家のハサミもコレに変えようかな?

 

所狭しと昔の作品も飾ってありました。

かわえぇ

3cmの毛抜きと和鋏。非常にかわいい。

本当に必要だったかは不明ですが、極小の道具を作った時の職人の嬉しそうな顔が目に浮かぶようです。

 

「こんな小さいもんでも、ちゃーんと使えるんだぜ」

 

ってね。

 

うぶけやHPはこちら

 

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