中古で購入したラングラーですが、13万キロを超えたあたりから始動時にクラッチが切れない状況が度々発生するようになってきていたので、クラッチを交換しました。
【概算費用】
交換工賃が10万円程度
部品代3万円弱
レッカー代無料(任意保険)
前回クラッチマスターを交換しましたが、症状的にクラッチ本体に何か不具合が生じているような感じだったので、その内容と交換の情報をまとめました。
クラッチマスターの交換はこちら↓
トラブルの症状は一言で言うと「クラッチが切れない」なんですが、ある事をすれば直るところが不思議。
基本的にはエンジンを始動して、ギアを一速に入れようとクラッチを踏んでシフトレバーを動かしても全然入らない。
一速でも二速でもバックでもダメ。
全く入らない。
仕方ないので一回エンジンを切って、ギアを一速に入れてからセルを回すと、クラッチが切れていないので車体が前に出る。
と同時に衝撃でクラッチが切れるようになる。
これをやると、ある程度の期間は問題なく使えるようになるのです。
最初は、2週間くらい動かさなかったタイミングで症状が出ることが多かったので、クラッチ板が錆び付いたりして固着してしまっているのかな?なんて思っていたんですが、徐々に頻発するようになり、ついには信号で止まったタイミングでも発生するように。
更にはクラッチペダルを踏んでいる時に嫌な音が鳴るようになっていました。
この状態では乗り続けることはできないので、同じラングラーに乗っている友人に相談し、異音はレリーズベアリングから鳴っているだろうという事、TJラングラーのクラッチ周りの設計不具合なんかも教えてもらってクラッチ交換することにしました。
交換してくれる店探し
今回の件、これまで軽修理は自分でやっていたので、専門店との繋がりがない自分はクラッチ交換の様にリフターなどの設備が必要な修理をする時は困る。
ということを身をもって理解しました。
古いアメ車の四駆のクラッチ交換はその辺のお店ではやってくれないと思うので、出来れば専門店に頼みたいところですが、敷居が高いんですよね。
幸い友人が先に近くの自動車工場で交換した実績があったので、私もそこに頼むことにしました。
石上商事自動車株式会社
昔からやっている町の自動車工場という感じ。トラックとかもやってるようなので、ラングラーでも問題なく交換してくれました。
部品の持ち込みもOK。助かります。
クラッチ部品の入手
クラッチは国内で入手すると高いので、私は米アマゾンに頼みました。
日本のアマゾンでも注文できますね。
2週間もしないうちに届いた気がします。
クラッチカバーとクラッチ、あとレリーズベアリング(+クリップ)と軸用のパイロットベアリングのセット。
それと同時に交換したいのがクラッチフォークです。
ちなみにベアリング部分は組み込んだら後からグリスアップができない場所なので、なるべく潤滑性を高めておきたいところ。色々調べましたが、かの有名なベルハンマーメタルグリスを充填しておくことにしました。
耐熱、耐水、焼き付き防止、齧り防止に特化し、youtubeでも評判が良い。HPには「ブレーキ、クラッチ等の摩擦で動作を抑制する場所には絶対に使用しないこと」とありますが、レリーズベアリングの中なら飛び散ったとてクラッチに着くとは考えづらいので使用しました。
後々原付のホイールなんかのベアリングにも使いたいしね。
使う方はくれぐれも自己責任でお願いします。
あと今回私は交換していないですが、本来ならフォークを支えるピボットも交換したほうがいいようです。
海外サイトを見るとまとめて交換していることが多い。
でもまぁ修理工場のおっちゃんからは交換しなくても問題ない状態だったと聞いているので大丈夫でしょう。
TJラングラーのクラッチは設計ミス?
まずTJのクラッチの仕組みを知っている人は見なくてもいいんですが、どんな感じでレリーズベアリングが固定されて、押されてどこに接触するのか、その辺を理解した方がいいと思うので動画をご覧ください。※主に後半部分
フォークの中央に突起している部分があり、その上にレリーズベアリングの足が乗る形になっていますが、その突起と足がズレないようにクリップで止まっています。
このクリップが曲者で、国内外の修理情報を色々漁ってみると、そのクリップが折れたことによるトラブルがまぁ〜多いんですね。※結構クソミソに言われています笑
片方だけならまだかろうじてトラブルにはならないかもしれないですが、両方折れたらくるっと回って、フォークの中に入り込んでしまうのでクラッチケースを押せなくなると思われます。
今回は新品に交換するわけですが、なるべく不安のない状態で修理したいので、クリップが外れた時の対策も施しておきました。
それがこちら。
フォークに回り防止のピンを溶接しました。基本はクリップが保持してくれますが、万が一破損した場合でも、このピンによってレリーズベアリングが回転して、ズレて脱落するのを防いでくれるはず。
これを工場に持ち込んで交換してもらいます。
無理すれば自走できなくもないですが、途中で止まったりしたら周りに迷惑なので大人しくレッカーを呼んで修理工場へGO!
取り外されたクラッチ
1週間程度で修理完了の連絡が来ました。
意外なことに外された部品のクリップはまだ破損してはいませんでしたが、レリーズベアリングの接触面はかなり削れ、フォークのあたり面も減っていました。
当然クラッチ板もこの通り。
ツルッツルでした!運転している感じでは滑っている感覚はなかったので、ここまで削れていることにびっくり。
クラッチケースもサビサビで
レリーズベアリングと当たる部分が削れちゃって鋭利になっていました。
まぁよくここまでもってくれました。
もっと早く交換すべきでしたが、今回交換できて本当に良かった。
ちなみにクラッチを押している時はこんな感じで斜めになる。
そんでカバーのここを押す。
動画も貼っておきます。
クラッチ交換後は明らかに繋がる瞬間がわかるようになり、異音もなくなりました(当然か)。
交換前はやはりクラッチ減っていて繋がりが緩やかだったようです。
結局あの症状がなんで起きたのかはわからないままですが、クリップが弱ってズレてしまっていたのか、当たり面が削れてしまった事が原因なのか…
まぁでもこれであと10万キロ以上は乗れるでしょう!

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