安全のためにフルフェイスを被っているんですが、フルフェイスって被るのが非常に億劫なんですよね。とくに夏は。
それは何故かというと、メットをかぶる時に頭の側面から頬にかけてチークパッドが強く干渉するからなんですねぇ。
髪の長い人ならまだスムーズにかぶれるかもしれませんが、こちとらスキンヘッドなもんで肌が直接当たるわけです。
百歩譲って乾いている時ならまだ良い、汗ばんできたら最悪ですよ。
μ(摩擦係数)の上昇に伴い、皮膚はヘルメットに持っていかれ、ついでに皮脂や汗をもパッドに吸い込んでいく始末。
パッドの劣化はもとより、不衛生なのでパッドの洗濯頻度も上がってしまいます。
多分、皮膚荒れやたるみの原因にもなりそう。
毎日バイクに乗る身として、これは受け入れがたいですよね。
そこで、これはなんとかせにゃならんと思いヘルメットインナーを使ってみました。
そうしたら… もうこれは手放せませんね。
実は以前キャップ型のインナーを使ったことがあるんですが、メットをかぶる時に微妙にずれるのが嫌だった記憶があるんですよね。ヘルメットを脱ぐ時は必ず外れるし。
しかし、今回私が買ったのはモジモジくんタイプ。
これはアゴで引っ掛けるので、ズレることがなく、頭の上からアゴ側面まで全てがカバーされます。
これすなわちチークパッドにも直接肌が触れないという素晴らしさ。
唯一のデメリットはその見た目と、脱ぎ捨てた時に顔の周りに丸くうっすら跡がつくこと。
でもでも、それを補って余りある快適さなんです。
今回買ったのはクールマックス素材なので、本来は接触冷感や風通りが良くなる、吸い取った汗を速やかに乾かすなどの効果が期待できる物です。
ほほあたりから上の部分は若干メッシュ状になっているクールマックス。
下の部分は滑らかな布で出来ていて、こちらも伸縮性があります。
まず夏ですが、実際使ってみるとクールマックスと言えど、ヘルメットと頭の間に布が一枚増えるので、体感では特に暑さが軽減された感じはしないです。
ただ直接メット内装に肌が触れた時に感じる“ムレ感”が無くなり、発汗も抑えられているような気がします。
これは速乾性が影響しているのかもしれません。
そして冬ですが、上記で書いたように布一枚分暖かくなります。
ひやりとして寒いんじゃないかなと予想していたんですが、隙間風が少なくなる感じで若干暖かさを感じます。
これは真冬の寒気にも心強いです。
という事で、夏用に買ったヘルメットインナーですが、夏もよし、冬もよし、買って損なし。
今はもう一枚追加して二枚体制で使っています。
ヘルメットの内装は洗えるようにはなっていますが、外すのが結構億劫なので、そんなに頻繁に洗うものでもない気がします。(少なくとも私はそう)
なのでヘルメットインナーをしているなら、インナーを洗えばよいので、より清潔にヘルメットを使用できる。
ある程度の汚れ防止にもなるわけです。
匂いなんかも付きにくくなりますからね。
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