NGKから二輪車用の新しいスパークプラグが発売されたのを知ってしまったので、べつに交換する必要もないんですが交換しました。
新車で購入したカブも順調に走行距離を伸ばし1,800kmほどになりました。
バイクのスパークプラグの交換スパンはおよそ3,000~5,000kmが推奨されているので、まだ全然早いんですが…
そんなに高くないし良いかなと。
バイクのスパークプラグの寿命は車と比べるとかなり短いですが、多分常用している回転数が高いからそうなるんでしょうね。
Contents
NGK MotoDXに交換
交換したのはNGKのMotoDX
今まで高性能プラグは「イリジウム」が定番でしたが、このMotoDXは「ルテニウム」を配合しています。
一応理系なんですがルテニウムなんて聞いた覚えがないです…
ちなみにルテニウムはプラチナを作る時に生まれる副産物で、融点・沸点ともに非常に高い上に硬度も非常に高いため色々使われているようです。
- 万年筆の先端部分
- ハードディスクドライブの容量増大のため
- コンピューター
- DVD
- 酸化剤etc…
スーパーカブへの適合
スーパーカブ110【JA44】は【CPR6EDX-9S】です。
スーパーカブは50も110も一緒なんですけどね。
※一応適合を確認してください。
MotoDXの特徴
特徴は公式のNGKスパークプラグ製品サイト/MotoDXプラグを見てもらったほうが早いですが、受け側の電極がD-Shapeという細く空気の抵抗を少なくなるような形に変更されています。
これによって、吸気や排気の際の抵抗削減と、着火後の火炎の広がりがスムーズになるらしい。
個人的にこういった素人の自分が見てもわかる工夫は大好きです。
通常のプラグはもちろん従来の形なんですが、高性能で有名なイリジウムプラグもここの電極の工夫はされていなかったみたいですね。
だからレスポンスや燃費もイリジウムより向上し、耐久性にいたっては2倍くらいになっているそうです。
【レビュー】実際に交換してみた結果
サクッと交換しました。
交換後に20kmほど運転してみました。
体感できた内容としては
- 爆発のムラが少なくなった
- 坂道(登坂)でシフトダウンするタイミングが遅くなった
- 50km/hに達する時間が短くなった(気がする)
といった感じです。
爆発のムラが少なくなった
昔のキャブに比べたらインジェクションは安定しているんですが、信号待ちなどでたまにアイドリングの波を感じることがありました。
交換後は20kmの走行なので停止するタイミングもそんなに多くないですが、以前の波は感じませんでした。
爆発が安定した結果なのかなと思います。
坂道(登坂)でシフトダウンするタイミングが遅くなった
結構急な坂を駆け上がるときはだんだんシフトダウンしますよね。
4速→3速→2速といった具合に。
ところが交換後、ナップス行く途中に急な坂があるんですが、いつもは坂を上りきる時は2速の状態でしたが(あれ、3速のままでも行けんじゃね?)と感じました。
結局、前に遅い車がいたので最終的に2速に落としましたが、以前より力強さを感じました。
50km/hに達する時間が短くなった(気がする)
はっきり言って発進時のトルク感とか加速力に大した違いは感じられなかったんですが、いつもより50km/hに達するのがワンテンポ早く感じました。
そもそも加速を数値で表すのは素人には難しすぎるので完全な主観になりますが。
新しいパーツに交換したら嬉しくてスロットルを開けてしまいがちだし、シフトのタイミングもタコメーターついてないから適当だし。
なにはともあれ、走行中に一番気にする50~60km/hまでの加速の感想はこんな感じ。
交換してみて
NGKによると250ccのバイクで30→80km/hへの加速性が0.2秒アップしたらしいです。
距離にして約4.4m。
並んで走っていたら結構な差ですね。
こういったテストは元々のパワーがある方が効果も感じるんだろうなと思うので、カブではそんなに顕著に感じられないのかもしれません。
ただ、昔のカブでイリジウムに交換したときはあまり体感できなかったんですよね。
でも今回のMotoDXは確かに感じるところがありました。
なんにせよ、悪くはなっていないのでプラグ交換に対しては満足です。
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