愛車のために良かれと思ってやったことなのに、実はNG行為だったってことありますよね。
誰か教えてくれればやらなかったのに…
そんなNG行為集。
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エンジンオイルを入れすぎている
エンジンをより良い状態で保つためにエンジンオイルは最重要な要素であり、オイル量は適正に管理する必要があります。
特に自分で交換する際は多く入れがちですよね。
少ないとダメなのは直観的に分かりますが、多いのは問題が無いように思えてしまうものです。
でも入れすぎは良くないことが起きるんです。
ちょっとオイルを入れすぎた位ではそうそう問題は起きないですが、あまりに多く入れすぎるとコンロッドがオイルの表面を叩く「オイルたたき」という現象が発生します。
オイル入れすぎの弊害
- オイルたたきが起こると単純に抵抗が増える。
- そうすると、エンジンオイルの温度が上がって油膜の性能も低下する。
- 燃焼室の中にオイルが入りこんだ場合はマフラーから白煙が出る。
オイル量を測る時は車を平坦な場所に停車してからエンジンオイルの量を測りましょう。
坂道などに停車して車が傾いた状態でエンジンオイルの量を測っても、エンジンオイルの油面が傾いてしまうため正確な量を測ることができません。
車の窓ガラスに鏡用のウロコ取りを使用する
100均でも売っている「鏡のウロコ取り」ありますよね。
風呂場のガラスに付いたウロコ汚れを削り取るヤツで、人工ダイヤモンドを使用したバッド状のものです。
車のガラスにも洗車や雨でウロコ状の汚れが付きますが、鏡のウロコ取りを窓ガラスに使用すると目に見えにくい傷が無数につくので取り返しのつかないことになります。
よく考えれば分かるようなことかもしれませんが、好奇心に勝てずにやってしまいました。
窓ガラスに細かい傷が無数につくと、日光が乱反射して視界が極めて悪くなります。
通常、ガラスのウロコを除去するには「キイロビン」を使用します。
キイロビンには「硝酸セリウム」が研磨剤として含まれているんですが、これはガラスの仕上げによく使用される物質なので適切だからいいんです。
メーカーによれば「キイロビンゴールド」は「ガラス表面の目に見えない微細なキズを取り除く事で透明感が増し、使えば使うほどガラスが美しくなっていきます。」とのこと。
しかし、鏡のウロコ取りは「人工ダイヤモンド」を使用しており、研磨するための細かい粒子ではなく「削り取るためのヤスリ」のようになっています。
なので、ウロコのみではなくガラスもガッツリ削り取ってしまうんですよね。
気を付けてください。
+ネジのサイズが合っていないドライバーを使用する
+のネジはバイクや車でよく使用されていますが、舐める可能性が一番高いのがコイツです。
+のネジ溝には種類があって、ドライバーにも種類があります。
ドライバーサイズ | No.0 | No.1 | No.2 | No.3 |
ネジサイズ | 1.4mm~2.6mm | 2.0mm~2.6mm | 3.0mm~5.0mm | 5.1mm~8.0mm |
多分一番流通しているのはNo.2のドライバーだと思いますが、カブのレッグカバーを止めているようなネジにNo.2を使用すると高確率で舐めます。
ドライバーのサイズは結構重要です。
ヘッドライトにパーツクリーナーを使用する
車のヘッドライトのクリア部分にはポリカーボネートという樹脂が使われています。
ポリカーボネートは透明度や表面の硬さ、衝撃に対する耐久性などが優れるためにヘッドライトに使用されていますが、耐候性で考えるとそこまで強くないので、古くなってくると黄ばんだり、くすんできたりと透明度が低くなってきます。
そういった汚れを落とそうとしてパーツクリーナーをうっかり使用すると、ポリカーボネートの表面に細かいヒビが入る可能性大です。
これは「ソルベントクラック」や「ケミカルクラック」と言われる現象です。
樹脂は高分子鎖の絡み合いによってできていますが、薬品が樹脂に浸透してその繋がりを外してしまうことから引き起こされます。
そうなってしまうと削り取るくらいしか対処法が無いので復旧は非常に大変です。
きれいにするつもりが、逆に細かい傷が付いてしまうので心的ダメージはデカいですよね。
パーツクリーナーの使用にはくれぐれも気を付けてください。
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